仕事と先輩の声
現在、どのようなお仕事をされていますか?
昨年末異動により自社が提供するネットワークインフラサービスの構築調整業務を担当しています。
お客様の拠点間通信や、インターネット接続、パブリッククラウドへの接続など、ネットワークインフラの役割は年々大きなものとなっています。
時にはお客様と直接お会いして考えを共有し、ご希望のサービスを要望されたスケジュール内で提供することでお客様にお礼を言われるときには達成感を感じます。
実際に仕事をしてみて、働く前に抱いていたイメージと異なっていた部分はありますか?
これまでと最も異なる印象を受けたのは、業務で関わる人の多種多様さです。
お客様との調整はもちろん、社内の営業や設備担当、保守部門や、同じようにネットワークを提供する同業他社の調整担当との連携など、人々の生活や仕事を支えるインフラには様々な会社と人の協力で成り立っていることを知りました。
また、拠点間通信やインターネットに接続を高速に、確実に実現するために技術的にいろいろな工夫がされていることはこれまでの業務では知り得なかったので、たいへん勉強になりました。
仕事に慣れるまでに苦労した点や、先輩社員から受けた指導などで、思い出深いものはありますか?
同じ失敗を何回も繰り返していた時、当時参画していたプロジェクトのリーダーから「その日の失敗や反省点、どうするべきだったかを毎日書くと良い。自分は入社後数十年ずっと続けている」とアドバイスを受け、日報を作成するようにしました。
現在も1日の業務の最後に、手帳にその日の反省を記し、翌日の始業前に読み直すことで、同じ失敗をしないよう意識することができるようになりました。
「これは嬉しかった!」「やりがいを感じた」というエピソードはありますか?
入社7年目、当時所属していたプロジェクトに中国人のエンジニアが参画しました。自分は以前から、この業種には将来的に中国人と仕事をする機会があると考え、中国語の勉強を続けてきたため、これまでの努力を業務に活かすことができてとても嬉しかったです。
しかし一方で、文化の異なる相手とは仕事に対する考え方・価値観が異なっていたため、苦労しました。
苦労はしましたが、自分が長い間やりたいと望んでいた仕事だったため、とても充実したプロジェクトでした。
入社後、自信がついたスキルや、今後伸ばしていきたいと感じるスキルはありますか?
入社して最初の仕事は社内で利用しているWebシステムへの機能追加でした。
それまでWebブラウザで動作するプログラムを作成した経験はありませんでしたが、ブラウザ上で動作するアプリケーションが当たり前の時代になり、最初にこの業務を経験できたことが今の自分の土台になっていると考えています。
異動後のインフラ構築の経験から、私がこれまで経験してきたソフトウェアの世界と、ネットワークインフラおよびハードウェアの世界はまったく別の世界ではなく、密接に関係、技術的に融合してきていることを知ることができました。
現在はネットワークをソフトウェアで定義、制御する技術について理解を深めたいと考えています。
現在の仕事には、どんな性格の方がピッタリだと思いますか?
ネットワーク構築の為にはネットワークに関する知識が必要なだけではなく、様々な関係者からの合意を取り付ける必要があります。お客様の事を第一に考えながらも、各関係者が納得できる計画を提示することは簡単ではなく、粘り強さと思いやりが大切ではないかと思っています。