静岡の未来を創造する。TOKAIが参加する
「シヅクリプロジェクト」:学校訪問編
2025年11月11日

静岡の未来を創ることをテーマに、学生・地域・企業が協働する「シヅクリプロジェクト」。
TOKAIグループでエネルギー事業を中心に展開する株式会社TOKAIが、社員向け研修の一環としてこのプロジェクトに参加しています。10月6日、担当校の一つである静岡学園中学校へ訪問しました。
シヅクリプロジェクトとは
シヅクリプロジェクトは、一般社団法人シヅクリが運営する取り組みで、静岡を拠点とした企業と未来を担う学⽣を繋ぐ探求学習です。静岡の豊かな未来の創造と、未来を担う人財の輩出を目的としており、静岡県内を中心に多くの学校と企業が参画しています。
探求学習教材「エンジン」
TOKAIが参画しているのは「エンジン」というプログラム。中高生が数人のチームを組み、地域と企業のリソースを活用したイノベーションプランを考えます。企画したプランは、校内発表会で審査され、選抜されたチームは静岡カップに進出、さらに勝ち抜けると静岡県の代表として全国大会に進むことができます。
企業側は学生たちに企業のリソースを提示し、学生たちのアイデアを広げたり深めたり、一緒に考えながら伴走者のような立場で関わります。

静岡学園中学校への訪問
2025年度のTOKAIの参加社員は11名で、静岡翔洋高等学校と静岡学園中学校の2校4クラスを担当し、社員たちは各校を3回ずつ訪問します。今回の訪問先は、静岡学園中学校。2度目の訪問です。
生徒たちはこの日までに、企業や静岡県のリソースを探求し、地域をより良くするアイデアをチームごと考えてきました。今回の授業では、さらにアイデアを深め、各チーム1つに絞っていきます。


◎1時間目
生徒たちは、前回の授業で作成したシートを広げ、自分たちのアイデアを社員に提示し相談します。社員たちの役割は、各チームを回り、アイデアを聞いて深掘り、広げること。大人の意見を聞いて、チームのアイデアをさらにブラッシュアップしていきます。

◎2時間目
2時間目は、出てきたアイデアの中から、これから企画にしていくアイデアを絞りこむ作業です。どのアイデアが最も地域をよくするのか、自分たちが本当に実現してみたいと思えるものか、問いかけていきます。

中には行き詰まるチームもあり、社員たちは「これは何のためのアイデア?」「なぜこれをやろうと思ったの?」と考えを整理する声掛けをしていました。
アイデアを絞り込めたら、イメージしているアイデアの象徴的なものや全体像を絵や図で表現します。

授業を終えて
生徒たちへエールを送り、教室を後にした社員たちは再び集まり、それぞれが感じたことを語りました。「生徒が冗談交じりにアイデアを発言した時に、大人が笑顔で受け入れたことで、それまで発言が少なかった生徒からも意見が飛び出し、アイデアが広がった。」「絵を描き始めると生徒たちの想像がさらに膨らんだ」「“そもそもなんでこれにしたんだっけ?”と整理していく中で、行き詰まっていたものが解けてブレイクスルーする瞬間を見た」といった声が寄せられました。参加した社員としても、貴重な学びがあったようです。

これから学生たちは絞ったアイデアを基にイノベーションプランを立てていきます。次に社員が学校に訪れるのは校内発表会。ここからどんな静岡の未来が生まれるのでしょうか。
▽学校訪問の様子は公式サイト内「探求活動」からもご覧いただけます。

- この記事を書いた人
- みわ
TOKAIホールディングス / 2021年入社
「Stories」でTOKAIグループにまつわる様々な情報を発信しています。読んでくださる皆さんの「なるほど!」や「ちょっと参考になる」をお届けできればうれしいです。好きな食べ物は餃子。ときどき山に登ります。